従来型栽培法との違い

野菜の栽培法は土耕栽培(従来型)・水耕栽培(室内工場)・砂栽培(ハウス)がありますが、違いは以下のデータからお読み取りください。砂栽培は、種蒔き(苗の植え付け)の後は収穫時まで潅水装置が水と液肥を自動的に散布しますから、人手による農作業は種蒔き(苗の植え付け)時と収穫時だけ。従来の畑仕事のような鍬を長時間にわたって使う重労働は一切不要となります。データによると砂栽培の優位性は実に明らかです。

 砂栽培(ハウス)水耕栽培(室内工場)土耕栽培
初期設備投資ある程度必要(水耕の1/2程)多額が必要各農機具に数百万必要
農機具類不要(ハサミ・ヘラ程度)不要(ハサミ・ヘラ程度)多種の農機器が必要
培地管理基本的には不要水質管理難しい経験が必要・重労働
従事者初心者・高齢者も可能初心者も可能健常者・経験者が必要
作り方マニュアルで簡単溶液管理が難しい土壌・肥料管理難しい
作業性軽作業・手作業軽作業・手作業重労働・農機具操作必要
連作・安定生産可能・生産安定可能・生産安定困難・気候変動影響多い
ランニングコスト安い高い 不安定
生産性(軟弱野菜)高い(年12作)高い(年16作)安定性に欠く(5作?)
病気対策一部の除去のみで済む発生すると感染被害が大多発、環境にも影響する
環境対策農薬使用なし排水問題農薬問題
自生力を重視・野菜らしい個性がなく水っぽい自生力を重視・野菜らしい
太陽光自然光人工光が多い自然光
均一性有り有り不足ぎみ
安全・安心・清潔感有り有り不足ぎみ
鮮度管理鮮度保持しやすい鮮度落ちやすい鮮度落ちやすい
事業経営生産量安定・経営し易い生産量安定・経営し易い生産不安定・経営厳しい
生産物供給安定供給出来る安定供給出来る安定供給に問題あり